2026年2月7日土曜日

実質金利とは

  • 実質金利とは、名目上の金利から物価上昇率(インフレ率)を差し引いた金利である

  • お金を「預ける・借りる」ことで、実際にどれだけ購買力が増減するかを示す指標である


名目金利との違い

  • 名目金利

    • 表面上の金利

    • 預金金利、貸出金利、国債利回りなどとして表示される金利

  • 実質金利

    • 名目金利 − インフレ率

    • 実際の資産価値の増減を反映する金利


実質金利の基本的な計算イメージ

  • 名目金利:2%

  • インフレ率:3%

  • 実質金利:▲1%

→ 金利は付いているが、物価上昇に追いつかず、実質的には資産価値が目減りしている状態


実質金利が重要視される理由

  • 金融政策の「引き締め」「緩和」を判断する基準になる

  • 景気や投資行動に直接影響を与える

  • 名目金利だけでは金融環境の実態が分からないため


実質金利と景気の関係

  • 実質金利が高い状態

    • 借入コストが重い

    • 設備投資や消費が抑制されやすい

    • 景気を冷やす方向に働く

  • 実質金利が低い(またはマイナス)状態

    • 借入の実質負担が軽い

    • 投資や消費が活発化しやすい

    • 景気を下支え・刺激する効果


実質金利と金融政策

  • 中央銀行は名目金利を操作するが、最終的に経済に効くのは実質金利

  • インフレ率が高い局面では、利上げをしても実質金利がマイナスのままになることがある

  • 「利上げしているのに金融環境は緩和的」と言われる背景には、実質金利の低さがある


実質金利と中立金利の関係

  • 中立金利は、実質金利ベースで考えられる概念

  • 実質金利が中立金利を下回る

    • 金融緩和的

  • 実質金利が中立金利を上回る

    • 金融引き締め的


実質金利と資産価格

  • 株式

    • 実質金利が低いほど、株式の相対的な魅力が高まりやすい

  • 債券

    • 実質金利が上昇すると、既存債券価格は下落しやすい

  • 為替

    • 実質金利の高低は、通貨の魅力度に影響を与える


実質金利を見る際の注意点

  • インフレ率は「現在」だけでなく「予想インフレ率」が重視される

  • 実質金利は直接観測できず、推計値で議論されることが多い

  • 国や地域によって、同じ名目金利でも実質金利は大きく異なる


まとめとして押さえておくポイント

  • 実質金利は「お金の本当の値段」を示す指標

  • 金利・インフレ・景気・株価・為替をつなぐ中心的な概念

  • 金融政策を理解するうえで欠かせない基礎用語

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実質金利とは

実質金利 とは、名目上の金利から物価上昇率(インフレ率)を差し引いた金利である お金を「預ける・借りる」ことで、実際にどれだけ購買力が増減するかを示す指標である 名目金利との違い 名目金利 表面上の金利 預金金利、貸出金利、国債利回りなどとして...