消費者物価指数(CPI)とは?
-
家計が購入する商品・サービスの価格変動を示す物価指標。
-
総務省が毎月発表。インフレ・デフレの動向を測る目的で使用。
主なCPIの種類
-
総合指数:すべての品目を含む。
-
コアCPI(生鮮食品除く総合指数):価格変動の激しい生鮮食品を除外。日銀の政策判断指標。
-
コアコアCPI(生鮮食品とエネルギーを除く指数):より基調的な物価動向を見る際に使用。
CPIの経済的意義
-
金融政策との関係:
-
日銀は、物価安定の目標=CPI(コア)で前年比+2%程度を掲げている。
-
物価上昇が目標を上回るか下回るかが、利上げ・緩和の判断材料となる。
-
-
生活コストへの影響:
-
CPI上昇は、家計の支出増に直結。
-
特に食料品・光熱費の上昇は生活への影響が大きい。
-
他国との比較
-
米国では、PCE物価指数が政策判断指標。
-
PCEはCPIよりも支出対象が広く、消費者行動に近い実態を反映する特徴がある。
最近のCPI動向(2024〜2025年)
-
2024年12月:コアCPI(生鮮食品除く)前年比+3.0%
-
2025年3月:コアCPI前年比+3.2%
-
同月 東京都区部:コアCPIが市場予想を上回る伸び
まとめ
-
CPIは、日本経済の健全性・家計の実感・政策判断を測る上で欠かせない指標。
-
政府・日銀・市場関係者が注目する、生活と経済をつなぐ重要な物価指標である。
0 件のコメント:
コメントを投稿